僕は中学時代に買った音叉をいまだに持っている。大事に使い続けている訳ではない。使わないでただ仕舞ってあるだけだ。
久しぶりに鳴らしてみる。
うーん、良い音。
さて、音叉の正しい(というか効率の良い)使い方を知っている人がどれだけいるだろうか?
「机にバチーンってやって耳元で聞けばいいんだろぅ?」って違う。
まず机にバチーンは音叉、あるいは机自体にキズが付くからやめた方がいい。
それから音叉を耳元に近づけて聞くってのは大抵の人がそうやっているけど、静かな場所ならいいけど周りがガヤついてるとかなり聞き取りづらい。
そこでどうやるか。
説明しよう。
(ちなみにこの情報は音叉を買った当時、某ギター教則本に載っていたことなんだけれども)まず音叉を上の画像のように人差し指と親指でしっかり持って自分の膝にバチーン(叩きつける。)とやる。そしてそのまま耳元に持ってきて・・・
中指を耳の中に突っ込む!
すると直接振動が体を伝わってよく聴こえるのです!
ちなみにギターの場合はその音叉の音と、5弦の5Fハーモニクスを鳴らして調弦するんだけれども、ハーモニクスは左手だけで鳴らせると効率がよい(左手の人差し指でハーモニクスポイントに触れ、左手の薬指ではじく)。
このやり方を知ったときはなぜか異常に感動したが、その当時すでに電子チューナーが一般化していたので、誰に自慢することもなく年月が過ぎて今日に至る。
あれ以来、どのギター教則本を見ても音叉の使い方について詳しく書いてあるものは無いし、そういう使い方をしている人も見たことない。というか音叉を使っている人自体ほとんど見たことない。
でもね、チューナーが蔓延(はびこ)る今日この頃ですが、もしも急にチューナーの電池が切れたらどうしますかっ!?
そうです!
近くの人にチューナーを借りればいいんです!!
なんせ蔓延ってますからね。
音叉はまた仕舞っておこうと思います。
ちょっと話変わりますが、ピッチパイプ(調子笛)というものもありますが、こればかりは僕も買ったことも使ったことも無くて、逆にいま欲しいなと思っていますが、よく“エレキギター初心者12点セット”等の安い入門セットにピッチパイプが含まれてるものを見かけますが「いまどきピッチパイプって全然初心者向けじゃねーだろ」と突っ込みたくなります。チューナー付けてやれよと。
そんなピッチパイプの使い方は、日本を代表するウクレレ奏者IWAOさんの動画がとても参考になりますのでご覧ください↓
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Youtube動画