遂に電動自転車を購入した!電動自転車に人生で初めて乗ったけど、あまりの快適さに驚いている。実に快適、実に軽快、実に気分爽快である。こんなものが世の中にあったとは、前々から知っていたけどこれほどの性能とは思いもよらなかった。
とにかく漕ぎ出しがとても楽である。ちょっとペダルを踏み込むだけで自転車だけ先に行ってしまうかと思うほどの加速力。おかげで一時停止するのが煩わしくなくなった。さらに電動自転車は上り坂で本領発揮する。立ち漕ぎなど必要ないほどの推進力でグイグイ登っていく。
さて、この推進力はいかほどかと、西国分寺界隈の4大急登と言われる(かどうかは知らない。)坂に挑戦してみた。
まずはお馴染み多摩蘭(たまらん)坂。
写真だと坂の角度が分かりづらいが、名前の通り、地域住民を長きに渡って苦しめてきた“たまらん”坂。あの忌野清志郎も歌にしている有名な坂だ。
さて、電動自転車で登るとどうかというと、
楽勝!
余裕で登りきった。
これからは“たまる坂”に名前を変えた方が良さそうだ。
次はこちら、
国分寺仁王門から伸びるS字カーブの長い登り坂。
ここは見通しも悪くとても危険な坂道だ。普通の自転車でフラフラと登ってると坂の上から猛スピードで車や他の自転車がやって来るかも知れないので要注意。よろけたりすると重大な事故に繋がりかねない。しかも坂の上にはS幼稚園があるのだが、自転車で送り迎え御母様方を苦しめ続けてきたという、忌まわしき坂なのだ。(S幼稚園は通園バス無しとか。)
さて、この危険な坂を電動自転車で登るとどうかというと、
楽勝!
フラフラすることなく余裕で登りきった。
幼稚園の送り迎えに苦労しているママたちよ。もう安心したまえ。我々には電動自転車がある。
さて3つ目の坂はこちら、
市民プール手前の上り坂!
さぁだんだんローカルな内容になってきたぞ。
ここのプールは市民が体力づくりや健康などのために安く解放しているのだが、この坂のせいで大半の人がプールに行くのを諦めるという恐ろしい上り坂だ。ちょうどこの時も自転車で下ってくる人が何人かいたが、きっとプールに行くのを諦めた人たちに違いない。
さて、この危険な坂を電動自転車で登るとどうかというと、
楽勝!
もうこの坂を理由にプールに行かないということは無くなりそうだ。さらに、プールに入るときにシャツが汗だくで背中に張り付いて脱ぎにくいということともオサラバだ。
最後の坂はこちら、
府中街道から姿見の池に向かう急坂。
池に向かうときは急な“下り”坂なわけだけど、はっきり言って怖い。急すぎて怖い。池にそのまま転がり落ちそうなほどの怖い坂である。「止まれ」の文字がその恐ろしさを表している。
逆に池から府中街道や駅方面に行くときは当然急な上り坂になるのだが、ここを普通の自転車で登りきった人は未だかつて一人もいないかもしれないし、いるかもしれない。とにかくここは地理的に助走がつけにくく、一気に急坂になるので非常に険しい坂道なのだ。
さて、この危険な坂を電動自転車で登るとどうかというと、
楽勝!
いままでで一番キツい坂ではあったけど、しかし電動自転車にかかればなんてことはない、普通の自転車を押して歩く人を横目にグイグイと登って行くのであった。
さて、以上西国分寺4大急登と呼ばれている(かどうかは知らない。)上り坂を制覇して、一つ気がついたことがある。それはなんと、
ギアが2速になったまま!
ということである。
つまり、
「俺はまだ本気を出していない」ということだ。
これを1速にギアチェンジしたら一体どれほどの坂を登れるのだろう・・・。
さて、次回「坂多き街、国立(くにたち)4大急登篇」に続く。
かも知れない。